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ひとかけらのエッセイ vol.29 [「ひとかけらのエッセイ」]

時期遅れのメリークリスマス


毎年訪れるこの日を
いつものように和やかに過ごせる幸せ
当たり前のように一緒に過ごしている人たちと
当たり前のように一緒にいる
身近な存在をとても近くに感じている
現存の有無なんて関係ない
そう感じていることが大切なんだ

時が優しく降り注ぐのをただじっと眺めている
音が静かに囁くのをただそっと聴いている

そんな何気ない一日
今日はクリスマス
そんな穏やかな一日
今日はクリスマス

一秒でも過ぎてしまうと、
すべてがまるで嘘だったかのように消え去り、
琥珀のように煌めきながらも、
一瞬で結晶化して過去へと閉じこめられてしまう

その日を迎えるまでは、あんなにワクワクしていたのに…
年末の慌ただしさの中で、あの余韻をまだ感じていたいから
赤と緑のストライブに、もう少ししみじみと浸っていたいから

今更ながら、化石化した言葉を掘り出して、ここに綴ってみる
その瞬間、日常の隙間にほんの僅かな光が差し込んだ
それは暗がりがほのかにほほ笑んだ瞬間だった
時の足跡は誰にも気づかれずに風化しようとしていた


少しメランコリックに綴ってみました。
かなり迷いましたが、今年の言葉が越年して風化してしまう前に、
足跡だけでも残そうと思ったのです。
年末の慌ただしい時だからこそ、
クリスマスのエッセイは何かとっても場違いで面白く感じました。
まだたった一週間前のことだったんですけどね…。
予定に縛られ、追われる毎日から、
しばし解放されて心に余裕ができたからでしょうか。
ふとこんな気になったのかもしれませんね。

今回のエッセイは、クリスマスに綴った言葉と、
その後に綴ったものを合わせて一つの作品にしてみました。
それにしても、久々に綴ったエッセイとなりました。
特に何か大それたことでは全然ないんですけど、
言葉にすることって、
何か独特の景色が広がり、異次元の時間が流れます。
味があって、色があって、雰囲気があって、ニュアンスがあって、
なんか素敵ですよね…?

まぁ、何はともかく、
気分はまだ年の瀬とは程遠いのですが、明日は大みそかです。

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