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閖上の今…。 [旅]

東京でももう冬の装いですね…。
今年は紅葉がとても色づきがよくて、
秋が一番好きな僕としては、しっかり秋を味わえる今日この頃です。

もう11月も終わりですが、一足早い冬の話題をブログろうと思います。

今月半ばに、宮城県の閖上(ゆりあげ)に行ってきました。
東日本大震災の研究調査のためです。
一番の目的は、「閖上の記憶」を訪れることでした。
これに関しては、また別の機会にブログります。

閖上は、仙台の隣に位置し、最寄駅は名取駅です。
仙台空港があるところと言えば、イメージが浮かぶと思います。
港町である閖上は、宮城県内でも多くの犠牲者が出た街です。
閖上の慰霊碑.JPG
名取市の慰霊碑です。
名取市ではほぼ1000名の方々がお亡くなりになりました。
いまだに行方不明の方々もおられます。
犠牲となった一人ひとりのお名前が、二つある碑版に記されています。
心よりご冥福をお祈りいたします。

真ん中の丸い黒いものは、「種の慰霊碑」と呼ばれ、
市民から寄せられた以下のメッセージが碑文が刻まれています。

亡き人を悼み 故郷を想う 故郷を愛する御霊よ 安らかに

小高い丘は「豊饒の大地」を意味し、
そこから上へ延びる白い塔は、「芽生えの塔」です。
地面からの高さが8.4メールあるのですが、
これは当日の津波の高さだそうです。
実際に目の当たりにすると、津波の迫力と恐ろしさが実感できます。

閖上の道.JPG
閖上に続く道の画像です。
震災から6年が経ち、地上のかさ上げも整いましたが、
いまだに土煙が漂い、土地も寂しげなままです。

閖上の建物.JPG
閖上で唯一、津波に耐えて残っている建物です。
以前は消防署として機能していました。
屋上まで津波がきたそうです。
…心が痛みますね。

閖上の風景.JPG
最後は、閖上の街を一望した画像です。
かさ上げした台地に完成した復興住宅からの一枚です。
左手前の墓地には、多くの住人が眠っておられます。

あの日がまるで嘘のように、海は静かでした。
風は東北特有の骨を切るような厳しさでした。
住民の方々は、この地で自分の物語を営んでいたんですね。
街にはまだまだ空き地が目立ちます。
かつての賑わいは戻ってくるのでしょうか…?

閖上の街をあちこち実際に自分の足で歩いて、

「忘れない努力」や「過去にしない努力」が必要だと、
あらためて感じました。
だだっ広いこの閖上の風景を、僕は決して忘れないでしょう。
またこの地を訪れたいと思います。
微々たる力でしかありませんが、
僕も一緒に参加者として閖上のこれからに携わっていきたいです。

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